ポンコツ物語

あの青春の.12

先日、友人の母親からお菓子を頂いたのだが非常に包装が可愛かった。1つずつ、大事に食べていくつもりである。 一昨日、私はまた台所に立っていた。そう、料理をするために。今回は油揚げの中に卵を入れて爪楊枝で閉じ、フライパンで焼き目をつけ最後に醤油…

ささみとは(閲覧注意)

私は料理が苦手である。正直に書くと味噌汁すらうまく作れない。母が働いていて家にいないときは姉がご飯を作ってくれていたのと、高校・大学では寮に入っていたのでご飯は寮母さんが作ってくれていた。つまり、自分で作らなければならないという状況が一度…

葬式と肩パッド

私の祖父が亡くなったのは私が高校生の時だった。祖父は大腸癌だったため入院しており、ステージもかなり進んでいたため心の準備はある程度できていた。亡くなったちょうどその日、私はたまたま実家に帰省しており朝方早くに母が病院から呼び出しがあったと…

あの青春の.4

なんだか最近一気に気温が下がって非常に肌寒い。秋とは本当に一瞬なものである。今回は三つほど。 「6/6 今日は午後、姉とテニスをやりました。ボールだけ本格的なやつでラケットはおもちゃだったのですがサーブを打ったら真っ二つに折れちゃいました。プラ…

深夜の吐露

つい20分ほど前、深夜にも関わらず私はスポンジ片手に台所に立っていた。何故か。理由は明確で、私のとある悩みを解消するためである。あまり詳しく書くと身内に非難されそうなのだが引越し時にどうせバレるので、書いたとしても何ら支障はないだろう。 実は…

あの青春の3

このシリーズも早3回目。どこまで書き残せるのか楽しみでもあり若干の恐怖もある。今回は2つ。 「5/18 今日は部活で声を出してがんばれました。ハードルではなんとか飛べました。本当の話なので聞いてください。今日10:00くらいに母の車に乗り道路を走って…

あの青春の2

このシリーズ、ひとつずつ挙げて言ったらキリがないので自分が気になった部分を中心に挙げていくことにする。今回は3つほど。 「5/3 今日は○○先生がバイクできました。とてもびっくりしました。今日は自分のポジションがぐらつきました。こわかったです。こわ…

卑屈虫

今日、バイト先で私はとある事で褒められた。去年、任されていた簡単な作業が、バイト先の上司の方や利用者にそれなりに評判で、今年も是非、との話だった。 その作業に関しては去年もとても褒められた。まさか今年もそれに関して褒められ、また頼まれるとは…

あの青春の 1.

まずは四月辺りの記録から見ていく。 「4月6日 今日は入学式でとても緊張しました。太鼓クラブや水そう楽の人達の演奏がとてもすごくてかんしんしました。これからは中学生なので自覚をもって何ごとにも取り組みたいです。」 簡単な漢字を面倒くさがって書かな…

あの青春の

中学1年生の時、「毎日の記録」という代物を毎日提出していた。これは時間割をメモするものであり、それと共にその日に何があったか等を3行程度でまとめて書く云わば簡単な日記のようなやつで、毎日提出するのが掟だった。 小学校~高校生の時に使用した教科書…

マフラーみたいなバスタオル

私は手先が不器用である。小学生の時の工作で作った作品はうまく作れた試しがないし、いくら定規で入念に測っても必ず1cm以上のズレが生じたり糊付けが甘かったりして、出来上がった作品はどれも不格好だった。 家庭科の裁縫に至ってはもはや記憶がない。作…

夏の暑い日の。

私はかなり動揺しやすい人間である。物音にすら驚き動揺する。動揺しやすいせいか、感情が表情に出やすい人間である。が、表情が出る隙がないくらい激しく動揺した経験が1つある。あれは私が中学生の頃、夏の暑い昼下がりだった。家族は各々用事があり、家…

マナー知らず

私はマナーには疎い。かなり疎い。中でも食事の際のマナーにはかなり疎い。メールを送る際のマナーなどはまだ容易い。インターネットで調べ上げ定型文を真似ればあっという間に完成する。インスタントラーメンと同様お手軽だ。「私って敬語使うのうまいなあ…

車。免許を取得する前の人間は、その快適さに憧れ、悠々自適にスムーズに運転する我姿を思い浮かべたことが多かれ少なかれ1度はあるのではないだろうか。少なくとも私はある。多々ある。現在免許を取得しているため正確にはあった、となる。 免許をとる以前…

偽マーライオン

それはどこにでも、そして突如現れる。少なくともうちの実家には現れた。1回目の時期は覚えていないが、2回目は1月1日の深夜、姉の部屋にて。そして4月某日。つまり計3回、私は紛い物のマーライオン、つまりは偽マーライオンと対峙している。それは見る者を…